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様々な投資商品の種類をチェックしよう!

本サイトでは怪しい噂のある投資商品の実態チェックをしていますが、そもそも投資商品にはどのようなものがあるのかよく知らない人もいるでしょう。

本記事では投資商品の種類をまとめていきます。あなたの知らない投資商品があるかもしれないので、ぜひご一読ください。

金融市場のイメージ

預貯金

最も身近な投資商品です。身近すぎて、預貯金が投資商品だと思っていない人の方が多いかもしれません。しかし預貯金も厳密に言えば投資商品なのです。

預貯金は非常にリスクの低い投資商品の代表で、その代わりリターンもものすごく少ないです。定期預金などを活用すれば多少お金が増えますが、現代の日本において預貯金でお金を増やすのは非常に難しいでしょう。ATM手数料を支払った場合、1回でマイナスに転じることもあります。

ちなみに「貯金」は郵便局(ゆうちょ銀行)・農協・漁協を利用したものを言います。それ以外の金融機関を利用した場合は「預金」と呼ばれます。

債券

「債権」ではなく「債券」です。国債などが債券の代表例として知られています。

債券とは、お金を貸したこと(または借りていること)を証券化したものです。

国や自治体、企業などがお金を借りるために債券を発行し、投資家はお金を貸すために債券を保有します。

債券を発行した方は、予め決めておいた期日に利息を支払い、満期日になったらお金を返金します。投資家は利息分儲かるというわけです。

債券は預貯金よりも多少金利が良い投資商品ですが、発行した団体がなくなってしまったら無価値になるというリスクがあります。日本の国債はそういった意味でリスクの低い債券です。

債券には日本が発行する「国債」、自治体が発行する「地方債」、企業が発行する「社債」、外国政府が発行する「外国債」などがあります。過去に高利回りかつハイリスクとして話題になったギリシャ国債は外国債に分類されます。

保険

保険は投資というより万一の際の保障、または老後の保障などの意味合いが強いです。

しかし満期になった場合の満期返戻金を利用すれば、支払額よりも多くの金額を受け取ることが可能です。そういった意味では投資商品の側面を持っています。

しかし日本銀行がマイナス金利政策を行って以降、支払額より受取額の方が大きな保険商品は少なくなってきました。

株式投資

株式会社が発行する株式を扱う投資です。

株価が安いときに株を買い、株価が上がったら売却して利益を得ることが目的です。

また、株を保有し続けて企業からの配当金で利益を得ることもできます。

信用取引という方法を使えば、株が高いときに空売りを行い、株価が下がってから買い戻すやり方で利益をあげることもできます。

株式投資は株価の変動次第で大きな利益を得られます。株に関する仕事をしている人や、株を専門に扱うトレーダーも数多く存在します。

しかし株式投資には株価の大変動や企業の倒産といったリスクもあり、扱いが難しい部分が多いのがデメリットです。

不動産

不動産を買って賃貸することで収入を得たり、買った不動産を売却して売買差益を狙ったりする投資です。サラリーマン大家さんという言葉が生まれるなど、注目度が高まっています。

賃貸収入を得るタイプの投資は物件の管理を専門の業者に任せておけるので、副業としてピッタリです。

一方、売買差益を狙うタイプの場合は、それなりの知識がないと却って損をすることもあります。

不動産ローンを活用して物件を購入することが多いので、ローンを組めない人は参入しづらいのが難点です。

外国の不動産を扱う人もいます。こちらも賃貸収入を狙うタイプと売却差益を狙うタイプにわかれます。どちらを選ぶかは物件やその国の状況次第です。

外貨

外貨預金やFXなど、外国為替を扱うものです。

低金利が続く日本と比べると、外国の金利は驚くほど高いです。金利の高さに魅力を感じて外貨を扱う人もたくさんいます。

外貨預金は外国通貨建ての預金ですが、FXは外貨と日本円を積極的に売り買いして利益を目指します。株式投資は市場の開場時間の制限を受けますが、FXは時差の関係で週末以外はほぼ常に世界のどこかの市場が開いており、事実上いつでも取引できます。会社員が仕事を終えて帰宅してから取引することも可能です。

外貨預金は手数料が高く、1年以上預けてようやくトントンという部分がデメリットです。

一方のFXは、株式投資と似たようなリスクがあります。企業が倒産するように通貨がなくなるリスクはほぼありませんが、それでもリーマンショックのときのような為替相場の変動で大損したケースは多いのです。

投資信託

専門家に投資を丸投げするものです。多くの投資家から少額ずつ集めた投資資金を、専門家がまとめて運用します。

運用スタイルによって、株を扱うものと扱わないもの、各種指標と連動するような運用を目指すものと指標を超えるような運用を目指すものなど、多くの種類があります。

手間を掛けずに儲かる可能性がありますが、元本保証がない点には注意してください。

先物取引

金や原油、穀物などが対象の取引です。例を挙げてシステムを説明します。

投資家Aさんと穀物商Bさんの取引で、Bさんが1kg100円で穀物を売っているとします。

Aさんは1年後に1kg150円になると予測し、「今の価格の100円で、1年後に100kg売って欲しい」とBさんにお願いします。Bさんは了承し、Aさんから予約金を預かります。

さて、1年経つ前に穀物が150円に値上がりしました。ここでAさんはBさんに「目標額になったし、予約した分を今売ってもらいたい」と頼みます。するとBさんは「穀物100kgを今の価格の150円で買いたい人がいるから、Aさんに品物を直接渡すのではなく、自分が間に入ってAさんの穀物をその人に売ってくる。差額分はAさんに渡すけど手数料を欲しい」と申し出ました。自分で穀物を売る手間を省きたいAさんはそれを了承し、手数料を渡す代わりに差額分の利益を得ます。

これが先物取引の仕組みです。先物取引をしても現物が自宅に届くことはなく、任意のタイミングで売り買いできることがおわかりいただけると思います。

先物取引は少ない予約金(証拠金といいます)で多くのお金を動かせますし、株の信用取引のように売りから始めることもできます。

しかし対象物の値段が下がると大損するというリスクもあります。

金やプラチナ

毎月一定額ずつ金やプラチナなどを買い集めていく投資です。貴金属の相場が上がったら売却して利益を出します。

現物資産である貴金属を手元に残せる安心感がありますが、相場変動のリスクや手数料がかかるリスクがあります。

まとめ

金のなる木

以上、代表的な投資商品を紹介しました。

リスクとリターンを考えて、自分にあうものを選んでください。

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