怪しい噂を検証!投資商品の実態調査 » 投資商品選びに失敗しないために » 初心者にもおすすめの不動産投資「不動産特定共同事業法商品」

初心者にもおすすめの不動産投資「不動産特定共同事業法商品」

不動産の所有を考えると条件の良い物件を選択したいところですが、実物の不動産投資となるとリスクが気になるところですよね。郊外のマンションで考えても初期投資はおよそ1千万円、首都圏のマンションになると数千万円も必要です。そこで、不動産に対する投資でも初期投資を抑えられる不動産小口投資が注目されています。ここでは、不動産特定共同事業法の概要を解説。初心者にもおすすめの不動産特定共同事業法商品を比較紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

不動産特定共同事業法の概要

国土交通省によると「不動産特定共同事業法」は、投資家から出資を受け不動産の取引を行い収益を分配する事業とされています。不動産会社などの許可を得ている業者が事業主体となって投資家からの出資を受け、実物不動産をの取引を運用して得た収益を投資家に分配するスキームです。

出資を募って不動産の売買や賃貸を行い収益分配をする事業者に許可制度を実施することで、業務が適正に運用され投資家の利益を保護することを目的としています。

不動産特定共同事業法商品のメリット

不動産特定共同事業法による商品は、出資者から集めた資金で不動産を購入して賃料収入を出資者に分配する仕組みになっています。一口数万円から投資できるものなど少額からの投資が可能で、実物不動産よりも初期投資を抑えた不動産投資が始められるのがメリットです。許可を受けた不動産特定共同事業者が管理や運営を行うため、実物不動産投資と比較して手間がかからないのも利点といえます。また、出資者を優先出資し事業者を劣後出資する、優先劣後システムを導入している物件が多いのも特徴です。

不動産特定共同事業法商品を選ぶポイント

不動産特定共同事業法商品を選ぶには、扱う事業者となる不動産会社の経営状況や不動産の賃貸状況などの情報を元に見極めるのが大切なポイントです。信用度の高い有名企業が提供している年利1〜2%の商品があれば、あまり名前が知られていない企業が提供している年利5%以上の商品もあります。不動産特定共同事業法商品は、実績など投資商品としての情報を比較し検討するのがおすすめです。

不動産特定共同事業法商品の比較

安定的な資産運用を求める投資家にとって、不動産特定共同事業法商品は魅力的な商品です。実際に提供されている不動産特定共同事業法商品の中から、初心者にもおすすめの商品をご紹介します。利回りや分配回数など項目に分けて比較していきましょう。

利回り・一口出資額・手数料の比較一覧

▽横にスライドできます。

商品名 想定利回り 一口出資額 分配回数 申込手数料
みんなで大家さん 7.1% 100万円 年6回 無料
マリオンポンド 3.75%〜5.0184% 25〜100万円 25万円/年2回
100万円/年12回
あり
ゆうゆう倶楽部 4% 100万円 年2回 あり

みんなで大家さん

みんなで大家さんは、想定年利回り7%という高さが大きな特長です。商業施設や事業性が高い不動産など、大型の優良物件の家賃収入が利益分配金となっているため、高い利回りが確保されています。手数料も無料なので、利益=収入となるのが魅力的。価格言動が少ない賃貸利益の評価方法なので、不動産地理引き価格と異なり安定しています。もしも物件の価値が下がった場合でも、20%以内の下落なら出資元本に影響しません。

マリオンポンド

昭和61年に設立されたマリオンポンドは、連続黒字の経営を維持している不動産会社です。一口100万円投資するタイプの商品は毎月分配されるので、初めて資産運用をする方や退職金の運用にも向いています。元本の安全性や利益が優先的に分配される利益性、買取請求がいつでも可能な流動性を備えているのが特長です。マリオンポンドでは元本評価を年1回計算しています。もしも元本の評価額が下がった場合でも、30%以内の下落なら出資元本に影響しません。

ゆうゆう倶楽部

東京の区分マンションに100万円で分散投資できるのがゆうゆう倶楽部の特長です。投資対象となるのは東京の中古区分マンションで、テナントの退出時に売却しやすいような立地や価格帯の物件選定をしています。月次運用レポートと月次PMレポートによって情報が共有されるのも魅力です。分配金が安定していて、対象不動産が売却された場合は売却利益の一部がボーナス分配されます。

「怪しい」と噂の投資商品を調査しました。投資商品のホントのトコロを調査 調査結果の一覧を見る