ここでは、ワイン投資の特徴やメリット・デメリット、口コミなどを紹介しています。
ワイン投資とは、新しいワインを購入して数年間~数十年ほど熟成させ、価値が上がったところで売却するという金融商品のこと。
個人でフランスなどのワインを樽ごと購入して熟成させ、その後売却という形でワイン投資をすることもできますが、手続きや保管などに手間がかかります。専門の金融業者がファンドを組んで「一口いくら」という形で投資家を募るので、そこへ便乗するというのが一般的です。
ワイン投資の魅力には、主に3つあります。
①長期投資をすれば儲かる確率が高い
一般にワインは熟成の期間に応じて価値上がっていきます。同じ銘柄でも、熟成2年と熟成10年とでは、価格が大きく違います。長期投資を前提に考えている投資家には向いた商品と言えるでしょう。
②希少価値が価格を高騰させることもある
ワインは金や絵画などとは異なり、嗜好品とて「減っていくもの」です。同じ年代に作られたワインも、いずれはなくなっていきます。数が減れば希少価値が付加されていくため、熟成の価値以上の値段に高騰することもあります。
③分散投資になる
リスク軽減のために株式や不動産などとあわせて分散投資の対象とされることがあります。
ワイン投資を仲介する業者は、ほとんどが海外業者。そのような中で、日本に本拠を置く大手ワイン投資ファンドがあったのですが、この業者は2016年3月に破産しました。
これをきっかけに「ワイン投資は詐欺」といった噂が流れていますが、この噂は必ずしも正しいとは言えません。
ワイン投資は、イギリスなどを中心に古くからある信頼ある金融商品。日本で破綻したファンドも、当初は運用が順でした。しかしその後、運用がうまく行かなくなったのか、その業者は投資家に対して負債を隠すために虚偽の報告を実施。そして結果的に約36億円の未償還が明るみとなり、「ワイン投資は詐欺」と噂が流れることになりました。
「ワイン投資は詐欺」という噂の実態は、特定のワインファンドが詐欺なのであって、ワイン投資自体が詐欺なのではないことが明らかに分かります。
ワイン投資をする際は、資先のファンドが何の銘柄を扱っているかなどを慎重に調べるなど、可能な限りのリスクヘッジを行ってから投資判断を下すことが大切ですね。
ワイン投資そのものよりも、ワイン投資をしている人たちとの横のつながりができるのが魅力でした。著名な方や大手上場企業の元取締役などとネットワークができたのは、投資そのものよりも価値があると感じていました。