個人投資家はもちろん投資初心者からも注目を集めているロボアドバイザー。話題のサービスなので、興味を持っている人が多いかも知れませんね。ロボアドバイザーとは、どのようなサービスなのでしょうか。このページでは、ロボアドバイザーの概要とメリット・デメリットなどを紹介します。利用前に確認しておきましょう。
ロボアドバイザーは、AI(人工知能)などが資産運用のアドバイスや資産運用のサポートを行なってくれるサービスです。現在では、大手証券会社を中心にさまざまな企業がサービスを提供しています。各社が提供するサービスは、働きにより大きく二つに分けることができます。一つが資産運用に関する提案だけを行なうロボアドバイザー、もう一つが提案に納得できれば資産を自動で運用してくれるロボアドバイザーです。
ロボアドバイザーの利用方法は、10問程度の簡単な質問に答えるだけです。あとはロボアドバイザーが本人に合わせた資産配分などを提案してくれます。具体的には、リスクを取れる人には株式の比率が高い資産配分、リスクを取れない人には債権の比率が高い資産配分などを提案してくれるのです。
ロボアドバイザーを利用するメリットは、誰でも手間をかけずに投資に関するアドバイスを受けられることです。ロボアドバイザーを利用すれば、投資初心者であっても高度な資産運用を行えます。もちろん、資産運用を任せられる点もメリットとして挙げられます。リバランスなども自動で行なってくれるので、忙しい方などに最適です。(※サービスによりできることは異なります)。
対するデメリットは、ロボアドバイザーの評価が定まっていないことです。さまざまなサービスが登場していて、いずれも開始から間もないので、サービスの信頼性ははっきりとわかりません。あらゆる局面で柔軟に資産運用してくれるわけではない点にも注意が必要です。ロボアドバイザーの基本的な投資スタイルは、購入した株式や債券などを長期間保有する買い持ちです。よって、急落時に現金比率を増やす運用などは行ないません。万能ではない点も押さえておきたいデメリットです。
手数料も気を付けたいポイントとして挙げられます。運用まで任せると年1%程度の手数料がかかります。知識の少ない投資初心者や忙しい方などは安く感じるかもしれませんが、決して安いとは言えません。資産運用にどのような影響があるかよく考えてから利用する必要があります。(※資産運用の提案だけを受ける場合は無料で利用できます。)