投資商品のホントのトコロを大調査

高まる老後の不安。投資商品のホントの情報って?

公的年金の受給額引き下げや受給年齢引き上げが決まり、貯蓄だけでは老後の資金が不安という方も多いと思います。
老後の生活を豊かにするために投資するという人が多くなり、中には短時間で資産を何十倍にも増やした方も。

逆に高利回りの売り文句に釣られて、せっかく貯めた資金を失ってしまった方もいます。
世の中には、「おいしい話」で惹きつけてお金を引き出し、騙し取ってしまうところも残念ながら少なくありません。
また、明確に「詐欺」ではなくても、ネット上で「怪しい」「これは危ない」などと言われている健全な投資商品があることも事実。

そこでこのサイトでは「怪しい」「危ない」「リスクが大きい」など、マイナスイメージを持たれている投資商品について調べてまとめてみました。
本当に危ないのか、なぜ怪しいと言われているのか、実際のリスクはどのくらいかなど調査した結果を紹介しています。

※今回紹介しているのは2016年10月時点の情報です。詳細な利回りや案件数については必ず各公式サイトでご確認ください。

怪しい投資商品の実態まとめ

まず企業が運営している投資商品を3つピックアップ。
信用度を測る目安として、事業の運用年数や投資商品の運用期間、想定利回り、途中解約の可否、実績(過去に元本割れがあったかどうか)、
資産運用の安定性を調べてみました。

投資商品の実態 その1

みんなで大家さん
販売会社:みんなで大家さん販売株式会社

実績

過去に元本割れや想定利回りを下回ったことがない。

途中解約の可否

譲渡により途中での解約可能

安定性

オーナーへの分配金が優先的に確保されるため、安定収入が見込める。

みんなで大家さんはこんな投資商品

2007年に「みんなで大家さん1号」を販売してから、
現在まで一度も元本割れしたことがない「みんなで大家さん」

不動産投資としては低額の1口100万円から投資でき、国債や預貯金と比べて高めに設定された利回りが特徴です。

これまでの購入者の方も、株や投資信託での資産運用が思ったよりもうまくいかず、この商品にたどり着いた人が多いようです。

優先劣後方式を採用しているので、仮に元本割れが起こっても、損益が運用開始時元本の2割以内であれば、投資した人たちの出資金は確保されています。

※優先劣後方式

投資商品の運営元が投資家に支払う利払いや元本の返却に優先順位をつけること。
対象不動産が元本割れした場合、優位性のある投資家に先に償還金をはらい、損益分は劣位の投資家である運営元が被る。
運営元は投資商品の運用により予想外の利益が出た場合、そのリスクに応じた配当を受けられる仕組みになっている。
過去に大阪府と東京都から営業停止の行政処分を受けていますが、営業停止期間を過ぎた後も順調に配当が分配されているので、多くの人が心配している「自転車操業」ではないことがわかります。

安定して高めの利益を生みつつ、リスクは最小限に抑えたい。みんなで大家さんは投資家のこんなワガママに対応してくれる投資商品です。

J-REITと同じようなもの?

J-REITもみんなで大家さんも、投資対象は同じく不動産です。

よって似たような印象ではありますが、実態はまったく異なります。J-REITは株式に近いと考えてください。東京証券取引所に上場して、毎日、常に価格が変動しています。いつでも売買できる流動性がある反面、元本の激しい値動きは避けられません。

一方、みんなで大家さんは私募ファンド。上場しているわけではなく、投資対象もすでに家賃収入が確定した物件に限定されているため、元本の変動がほとんどありません。その意味では、J-REITよりもリスクが低いと考えられます。

みんなで大家さんによくある評判は本当?

「みんなで大家さん」には、良くも悪くもさまざまなものがあります。

「みんなで大家さん」に関する評判は、良くも悪くもさまざまなものがあります。投資家としては、良い評判よりも悪い評判のほうが気になるところでしょう。

具体的には以下のような評判を多く目にします。

「分配金がやたら高いようだけれども、本当は支払われていないようだ」

みんなで大家さんでは確実に分配金が支払われています。

この評判のもともとの出所は分かりませんが、よく見かける噂です。結論から言うと、みんなで大家さんでは確実に分配金が支払われていますし、販売前に公表している「想定利回り」を下回ったことすらありません。分配金に関して心配は必要ないでしょう。

「詐欺で業務停止命令を受けたようだ」

確かに2012年に業務停止命令を受けています。
ただし、それは詐欺が理由ではありません。

  • 物件ごとの報告を行うべきところ、全物件トータルの報告を行った
  • 投資物件の家屋番号に表記ミスがあった
  • 対象物件における最近5年の稼働率の表記が雑

などといったもの。ほかにもありますが、よく調べてみると、すべてが事務上のミスといえるものです。少なくとも「詐欺で業務停止となった」という趣旨の記事・報道はいっさい見当たりません。

みんなで大家さんの口コミ

みんなで大家さんに投資をしている人たちの口コミをチェックしてみました。

説明会における丁寧な商品解説、リスク説明、そして実際に投資をしてからの運用実績レポートなどサポート体制が充実しています。

資料がとても分かりやすく、スタッフの方の対応も丁寧だったので信頼して投資しました。無理な勧誘もいっさいなかったです。

駅近くのビルに投資していることを知り、分配金が安定して入ると期待できました。現在は2~3ヶ月ごとに、お小遣いのように分配金が入ってきます。

とくに難しい知識もいらなかったので、定期預金のような感覚で出資しました。実績も順調なようなので、今後の分配金を楽しみにしています。

みんなで大家さんの公式サイトで詳しい商品情報を見る

投資商品の実態 その2

maneo
販売会社:maneoマーケット株式会社

実績

少なくとも2009年に一度、元本割れを起こしている

途中解約の可否

投資期間内の解約は不可

安定性

厳正な審査を通過した案件だけを紹介。貸し手が倒産しても優先的に資金を回収できる。

maneoはこんな投資商品

2008年に日本初のソーシャルレンディングサービスとしてスタートしたmaneo。

※ソーシャルレンディング

資金が必要な個人や企業(ボロワー)と投資したい個人(レンダー)をネット上で結びつける融資仲介サービスのこと。
P2P融資やPtoP融資、個人間融資とも呼ばれる。

これまでに総額170億以上、案件数にして1,200件以上のローン・融資を成立させています。

投資先によって異なりますが、多くの案件では最低投資額が1万円と気軽に始められるのが特徴。利回りも5~8%と高めに設定されており、余剰資金の運用法として注目を浴びています。

募集されている案件は新規事業の立ち上げ資金や、店舗改装費などさまざま。投資家自身が投資先を選び、また、複数の案件に細かく資金を振り分けられるので、リスクヘッジが簡単な点も人気の理由です。

maneoによくある評判は本当?

maneoで聞かれる悪しき評判としては、次のようなものがあります。

「支払い遅延がよくあるらしい」

過去、実際に支払いの遅延は発生しています。ただし、すべてのケースにおいて保証内で返済されているため、投資家には特に大きな不利益が生じたことはありません。

なお、デフォルト(貸し倒れ)はこれまで一件も確認されていません。

現在のところは安心して運用できる投資先と考えて良いようです。

maneoの口コミ

maneoの口コミを見てみましょう。

1000万円をmaneoで運用していますが、今のところ毎月6万円程度の利益が出ています。分配の遅延も一度もありません。

金利が高いので最初は怪しいと思っていたのですが、きちんと5.5%の配当があり、3年後には元本が全額償還されました。

他社に比べると少し利回りが見劣りするものの、保証会社付きファンドなどもあるので、安心した分散投資先の一つと見なしています。

maneoの公式サイトで詳しい商品情報を見る

投資商品の実態 その3

クラウドバンク

  • 事業開始2013
  • 運用期間半年3
    (案件による)
  • 想定利回り5〜7

クラウドバンクの公式サイトはこちら

クラウドバンクについて
問い合わせる

maneo
販売会社:日本クラウド証券株式会社

実績

2013年に始まったばかりだが、新興国へのマイクロファイナンスなど、社会貢献性の高い案件も扱う。

途中解約の可否

投資期間内の解約は不可

安定性

元本割れが発生しないよう、抵当権を確保した案件を中心に紹介している。

クラウドバンクはこんな投資商品

2013年に事業を開始した証券会社のソーシャルファンディングサービス・クラウドバンク

※ソーシャルファンディング

不特定多数の人がインターネットなどを通じて他の人々や企業に資金提供や資金協力すること。クラウドファンディングとも呼ばれる。
ソーシャルレンディングもこれの一種。

スタートからわずか半年あまりで総応募額が5億円を突破するなど、新しい資産運用の形として人気を集めています。

扱っている案件は中小企業の支援や飲食店の海外進出サポート、さらには新興国へのマイクロファンドなどさまざま。投資先の情報を詳しく閲覧できないのは少し不安ですが、元本割れのリスクを最小限抑えているので、安心して投資できます。

クラウドバンクによくある評判は本当?

クラウドバンクは、2015年、業務停止の行政処分を受けました。そのため、次のような評判が立ちました。

「クラウドバンクが詐欺で業務停止になった」

この噂はまったくの間違いです。具体的な業務停止の理由は、

  • 資産の分別管理システムに、一部データの取り込みが遅れた時期があった
  • データの取り込みが遅れたことで、不正確な情報に基づく取引残高報告書が発行されたといったもの。

いずれも急激な業務拡大に対してシステムが追いつかなかったことが原因のようです。

つまり、詐欺などで投資家を欺いたという理由により、業務停止になったわけではないということです。現在は順調に経営が行われているようです。

クラウドバンクの口コミ

クラウドバンクの口コミをチェックしてみましょう。

私の場合は、目標利回りを約0.4%上回る結果になりました。とてもお得な商品だと思います。

貯金の利息には辟易しているものの株式投資はちょっと怖い、という人にちょうど向いている商品ではないでしょうか。貯金と投信の間くらいの金融商品だと思います。

クラウドバンクが破綻しても資産は分別管理されているので安心です。

クラウドバンクの公式サイトで詳しい商品情報を見る