円天

L&Gが起こした疑似通貨「円天」を使った詐欺事件についてまとめています。

L&Gの円天詐欺事件の概要とは?

L&G社が発行していた疑似通貨「円天」は、「10万円以上を預け、あかり会員になると「1年ごとに預けた金額と同額の円天を受け取ることができる」という驚くような謳い文句で提供されていました。

ありえないほど高額な配当。しかも、新たな出資者を集めると紹介者へも配当があるという、いわゆるマルチ商法のシステムで会員をどんどん増やしていきます。

円天自体は2001年から発行を始めていますが、実際の所これを電子マネーのように使える場所はほとんどありませんでした。

100万円預ければ、3ヶ月ごとに9万円の配当などとしていましたが、徐々に資金繰りが悪化。2007年の1月には配当を円天で支給する事態にまで陥りました。

もちろん、それでこのシステムが破たんしない訳はなく、同年4月には保証金の返還を求めて裁判が起こされるなど、問題が表面化。警視庁から出資法違反容疑で一斉捜査が入ることになったのです。

普通に考えれば明らかにおかしいと思うようなこの話に、なぜ多くの人が出資したのでしょう?

それは、知人からの誘いであるということ。それと、入会当初は、実際に3ヶ月たつと9万円が振り込まれるため、怪しいという気持ちも薄らいでしまうのかもしれません。また、いつでも解約可能とされていた点も、「危ないと思ったらすぐに止められる」という安心感を生んだのかもしれません。

L&Gが破たんした後…

3,6000人以上とも言われる被害者がいるこの詐欺事件。被害者救済のための弁護団が結成され、損害賠償を求める訴えが次々と起こります。

結果として、当時のL&G会長であった波氏は2010年に懲役18年の実刑判決を受けました。波氏は米国系のマルチ商法でも実刑判決を受けた過去があり、これが3度目。

演歌歌手を中心に有名人を広告塔に使い、派手な広告やセミナーで会員を集めていたL&G。その被害者は年配の方が多く、老後の生活資金のほとんどを奪われた方もいます。

また、「円天で失った金額の7割が戻る」と持ち掛けられ、さらに資産を騙し取られるという詐欺の二次被害まで出ており、まだまだ余波は広がりそうです。

「怪しい」と噂の投資商品を調査しました。投資商品のホントのトコロを調査 調査結果の一覧を見る